「F5 NETWORKS EXPRESS」をご存知でしょうか。展示会などで配布しているタブロイド判新聞の名称です。今年のInteropで配布したVol. 5では、これまでと趣向を変えて、朝日新聞夕刊に4コマ漫画「地球防衛家のヒトビト」を連載中の人気漫画家、しりあがり寿さんに登場していただきました。 インタビュー記事に加えて、本紙用に4コマ漫画を書き下ろしていただきました。

インタビューに伺った時の出来事です。お話が終盤にさしかかる頃、しりあがりさんがF5の資料を手にとりながら、「ソリューションとはどういう意味ですか?」と質問されました。 そもそもソリューションという言葉がIT業界で使われ始めたのは15年くらい前になるでしょうか。当時日本IBMさんが「お客様の抱える問題に対する解決策を提供しよう」と、ソリューション提案型アプローチを取り入れたのをきっかけにあっという間に業界内で普及、定着したものと記憶しています。ソリューションを英和辞書で調べますと「解答」「解決」「解決策」「問題解決手法」などと記載されています。

話は戻りますが、このような経緯から、IT業界に詳しくないしりあがりさんに対してソリューションの意味を説明することになりました。ちょうどインタビューの録音用にICレコーダを使っていたので、そちらを例にとり、次のように説明しました。

「例えば連続○○時間録音、デジタルならではのクリアな音声、高速サーチなどの特徴が説明書に記載されているとしましょう。これらはそのICレコーダの機能ですね。それに対してICレコーダによって執筆時間の短縮、正確性の向上を図ります、といった、原稿執筆に携わる側(=潜在顧客)の抱える問題に対する解決策を提示することがソリューションです」

しりあがりさんは「なるほど、わかりました」と私の説明に納得いただいたようでした。一方でこのやり取りが、日常業務の中で使う「ソリューション」の適切性について、見直すきっかけを与えてくれました。BIG-IPやFirePassは製品名称、またHTTP圧縮、SSL暗号化、SSL VPNなどはそれぞれの製品が提供する機能です。ソリューションとは、それらの機能によって実現される問題解決策を示すことで、正しく伝達するための言葉の重要性を再認識しました。

お別れする際、しりあがりさんに「きょうは勉強になりました」と言っていただきました。もしも「地球防衛家のヒトビト」にソリューションの話が掲載されたら、実に楽しいですね。

【しりあがり寿さん直筆の色紙】

しりあがりさんサイン