今回も第3回 Members Meetingの話になりますが、本トピックについては今回で最後にしますので、ご安心ください(笑)。次回はフレッシュなトピックを考えます!

まず、正式イベントレポートが弊社HPにアップしていますので、ここをクリックしてアクセスしてみてください。また、当日使ったプレゼンをここからダウンロードできます。


では、Members Meetingの舞台裏を少し見てみませんか?




第1セッションは、クラウドについての意見を来場者の皆さんに聞きました。本来ならば全員参加者とのTable Discussionなどを実施すべきだと思いましたが、日本中、いや、いまやグローバルにとても感心の高い「クラウド」というテーマでしたので、事前調 査で人数が非常に多くなることを予測しました。そのため、100名ほどが参加できるフォーマットを考えてみたところ、「投票型」というアイディアが浮かび ました。

実は半年くらい前に、弊社営業とSEが集まるSales Conference(700人以上の参加)で似たような投票システムを利用しました。Discussionができない人数の場合、少なくとも参加してい る他のメンバーの意見が可視化されるので、とても面白かった&参考になりました。そこで、是非私たちのMembers Meetingでもトライしてみようかと思いました。ちなみに今回は国内で投票システムのレンタルと運用を提供している「ケータイゴング」というツールを 利用しました。

投票の結果はこちら



やっぱり今回は集まった方々は皆さん、クラウドについてかなりの関心をお持ちのようでした。あとから考えてみると、もう少し意見が割れるような選択肢を考 えばよかったかな。また、Discussionを交えながら1時間じっくり行うべきだったかもしれません。ま、初めて使ってみたシステムの割に良い結果が 見えたのではないかと思います。

第2セッションは、 VMware 小松様のプレゼンでした。個人的な意見ですが、VMwareさんの視点から見た「クラウド」がよく理解できたと思います。仮想化はインフラの構築だけでな く、インフラの管理も重要だということでしたね。今回のデモ環境を作ったときに、これについて特に実感しました。簡単かつ、パワフルな仮想インフラの管理 ツールがあれば構築と運用がラクです。

第3セッションは 私からF5とクラウドの関係についてお話しました。そしてお帰りの際に来場者の皆さんに書いていただいたアンケートを見てみると、 「BIG-IPとVMwareの関係がまだよく分からない」というコメントが多かったので、説明が多少足りなかったかもしれません。申し訳ございません!

そこでちょっと時間を使って改めて説明してみたいと思います。

まず、上記のように、VMwareさんは管理しやすいクラウドの基礎を提供する、ということでしたが、これはインフラだけですね。私がお伝えしたかったメッセージは、仮想化したインフラの上に必ず「アプリケーション」を作る、ということです。

その「アプリケーション」とはサーバだけではない。ユーザの視点から考えてみてください。

ユーザが何かのインターフェイス(多くの場合はWebブラウザ)を使ってサーバにアクセスしてデータを操作する、という流れで作業をしますが、このすべて がアプリケーションです。つまり、アプリケーションはユーザインターフェイス、アクセス方法、データを含みます。データにスムーズにアクセスできて早く作 業が終わらせることがユーザにとって最も重要ですね。このようにユーザをいかに効率的にデータにアクセスさせるかがこれからのアプリケーションの設計方法 です。

そこが、アーキテクトにおける設計です。

もちろん、サーバエンジニアやネットワークエンジニアの役割は変わらず重要です。しかし、ユーザとデータの接触を重視したアプリケーション設計では、全体 像が見える視点に立つアーキテクトの存在が必須です。これはサーバとネットワークエンジニアが一緒になって、チームとして設計すると初めて実現できると言 えるでしょう。

というメッセージでしたが、あららら、BIG-IPはどう関係する???と思っているかもしれませんね。

アーキテクト的な設計であれば、適切な場所で適切なツールでアプリケーションを作ります。その中で、すべてのユーザアクセスを処理するBIG-IPが非常 に重要な役割を担っています。たとえばiRulesでカスタムな処理や圧縮、SSLによるオフロードなどができるので、アプリケーションとしての設計に とって、最強のツールになり得ると思います。L4の負荷分散装置ではなく、アプリケーションの一部として設計するのが適切だと考えています(またBIG- IPのROIを高めるためにこれが重要ですね)。

また、VMwareの管理基盤であるvCenterとの連携が可能ですので、莫大で複雑なシステムがすぐにも作れる仮想化した環境に対して、一括プロビジョニングやダイナミックプロビジョニングで運用しやすいユーザのニーズを考えたアプリケーションが設計できます。

というわけで、アプリケーション設計=アーキテクトによる設計で、アーキテクトによる設計=BIG-IPの利用、というのが私のメッセージでした。もちろん、「BIG-IPとVMwareのiControl連携が色々便利ですね」、というのもありますが(笑)

ま、ということで第3回Members Meetingのレビューはこれで終わりにします。次回のトピックお楽しみにしておいてくださませ!